ShifNoa(シフノア)操作説明書

シフト作成もっとかんたんに。ShifNoa(シフノア)は、看護師の勤務表(シフト)を条件にあわせて自動で作成・調整するアプリです。画面下のタブ(シフト表/スタッフ/分析/設定)で画面を切り替えます。

1. はじめに(基本の流れ)

  1. 設定タブで病棟・チーム、勤務体制(三交代/二交代)、各勤務の必要人数などを決める。
  2. スタッフタブで職員の名前・レベル(L1〜L4)・所属チーム・夜勤上限などを登録する。
  3. シフト表タブで、休みなどの希望を登録する。
  4. 「自動生成」ボタンを押すと、条件を満たす勤務表が作られる。
  5. 赤枠・警告を見ながら、セルをタップして手で微調整する。
  6. 分析タブで勤務時間や夜勤回数の偏りを確認し、設定の「出力」から CSV(Excel) / PDF に出力する。
データは端末内に自動保存されます。アプリを閉じても残ります。月は画面上部の ◀ ▶ で切り替えます。

2. シフト表画面の見方

シフト表画面

画面上部

  • ◀ 2026年10月 ▶:表示する月の切り替え。
  • 自動生成:勤務表を自動作成します。生成中は進み具合が表示されます。
  • 全員 / Aチーム…:チームが複数あるとき、表示する職員を絞り込みます。
  • 希望登録スイッチ:ONにすると、セルのタップが「希望の登録」になります(第4章)。
  • ピンクの帯:警告。勤務ルール違反、インターバル不足、NGペア重複、条件未達の日の件数が出ます。

表の左側(名前列)

「佐藤 L4」=名前とレベル。その下の 176h/160h ・ 夜9 は実績時間/所定時間・夜勤回数です。所定から±10%以内は緑、不足は青、超過は赤で表示されます。管理者は「管理」、夜勤禁止の人は「🚫夜」と出ます。

表の本体(日付ごとのセル)

  • 見出しは日付と曜日。日曜は赤、土曜は青。祝日は「祝」、病棟独自の休日は「休」が付きます。
  • 灰色の列は前月末/翌月初(閲覧専用)。連勤や勤務間隔の確認用です。
  • 条件を満たせていない日は見出しが薄い赤になります。見出しを長押しすると理由を確認できます。
  • 右端の「夜勤・日勤・休み・年休・連休」は個人ごとの月間集計です(連休=休みが2日以上連続した回数)。「日勤」には早出・遅出・研修も含まれます。
  • 画面を左右にスクロールすると月末まで見られます。名前列は固定されたままです。

勤務の種類と色

表示勤務時間内容
日日勤8h(8–16時)通常の日中勤務
早早出8h(7–15時)早い時間帯の日勤
遅遅出8h(11–19時)遅い時間帯の日勤
準準夜8h(16–24時)夜勤の前半
深深夜8h(0–8時)夜勤の後半
午前 午後午前/午後半日4h半日勤務(手動入力用)
研研修8h(8–16時)院内外の研修。日勤として勤務時間・日勤回数に数えますが、必要人数と人数合計には含めません
休休み0h公休
有 半有休/半休8h/4h有給休暇(半休は0.5日)

画面下部:勤務ごとの人数合計

シフト表の下部

表の一番下に、日勤計・早出計・遅出計・準夜計・深夜計が日ごとに表示されます。必要人数に足りているかを一目で確認できます。管理者を含めるかどうかは設定画面で選べます。研修の人は病棟にいないため、日勤計には含まれません。

さらに下には勤務の色の凡例と、現在の勤務体制の説明が表示されます。

セルの枠の意味

  • 赤い枠:ルール違反(連続勤務の上限超過、勤務間インターバル不足、NGペア同時、土日祝勤務禁止の違反など)。
  • 橙の枠:登録した希望を反映できなかったセル。長押しすると理由が出ます。

3. 勤務の入力・修正

研修の入力

研修に行くスタッフは、セルを長押しして「研修(日勤扱い・人数に含めない)」を選びます。研修は次のように扱われます。

自動生成をやり直すと勤務表は作り直されます。手で直した内容を残したい場合は、先に希望登録として入れておくと、生成時に優先されます。誤って作り直した場合は「設定 → 変更履歴」から戻せます。

4. 希望(休み・勤務)の登録

希望登録モード
  1. 「希望登録」スイッチをONにします(緑になります)。
  2. 希望を入れたいセルをタップします。タップのたびに、休 → 日 → 研 → 早 → 遅 → 準 → 深 → AM → PM → なし(三交代の場合)と切り替わります。
  3. 研修の予定が決まっている日は「研」にします。自動生成で必ずその日が研修になり、残りの日勤者で必要人数を満たすように作られます。
  4. セルの右上に小さな丸いマーク(上図の「休」「日」「遅」など)が付きます。これが希望です。
  5. 「自動生成」を押すと、希望(研修を含む)が優先して反映されます。
  6. スイッチをOFFにすると通常の入力に戻ります。

画面上部に「反映できなかった希望: n件」が出た場合、該当セルが橙の枠になっています。長押しすると理由(人数や連勤の制約など)を確認できます。

日付の見出しをタップすると、その日を病棟独自の休日(土日祝扱い)として設定・解除できます。国民の祝日は自動で休日扱いになります。

5. スタッフ画面

スタッフ画面

上部に人数とレベル別の内訳(例:34名 / L4:8 L3:10 L2:10 L1:6)が出ます。「登録順」「レベル別」で並びを切り替えられます。

職員カードの項目

  • 名前:直接入力して変更できます。
  • L1〜L4:経験レベル(L1 初級 / L2 中堅 / L3 上級 / L4 ベテラン)。
  • ▼:詳細設定を開く。 ゴミ箱:職員を削除。
  • 管理者スイッチ:師長など。レベル・必要人数の対象外で、平日日勤を基本に組みます。
  • チーム:所属チームを選択。
  • 夜勤上限:月の夜勤回数の上限(0〜5回/上限なし)。準夜+深夜で1回と数えます。
  • 夜勤禁止 / 土日祝勤務禁止:その職員をその勤務に入れません。
  • 必要人数に含めない:新人(L1)など、人数の頭数に数えない職員に使います。
詳細設定を開いた職員カード

詳細設定(▼を押すと開きます)

  • 早出禁止 / 遅出禁止:その勤務に入れません(本人の希望は優先)。
  • 出勤禁止の曜日:選んだ曜日は出勤させません。
  • 年度内 有休取得日数:アプリ外で取得済みの有休日数。年休の集計に加算されます。
  • NGペア(日勤系/夜勤系):同じ勤務に一緒に入れたくない相手を選びます。

画面最下部の入力欄から、名前・レベル・チームを選んで「+追加」で新しい職員を登録できます。

6. 設定画面

設定は上から順に、自動生成の「条件」を決める画面です。下までスクロールして「自動生成」「出力」まで進みます。

設定画面の上部

病棟・チーム

  • 病棟:丸いボタンで切り替え。「新しい病棟名」+「+」で追加、病棟名の欄で名称変更、ゴミ箱で削除(スタッフ・勤務データも消えます)。病棟ごとに職員も設定も別管理です。
  • チーム(班分け):名前の変更、追加、削除ができます。削除したチームの職員は別のチームに移動します。

日勤の必要レベル人数(チーム別)

各チームから日勤に最低何人・どのレベルを入れるかを指定します。0は指定なし。低いレベルが足りなければ高いレベルで補えます(L3不足でもL4がいればOK)。早出・遅出には適用されません。

夜勤の必要レベル人数と勤務体制

夜勤の必要レベル人数

「チーム別」か「病棟全体」かを切り替えて、夜勤1回(準夜・深夜それぞれ)に必要なレベル別の最低人数を入れます。

月の切り替え

設定画面でも ◀ ▶ で対象月を変えられます。

勤務体制

  • 三交代:準夜・深夜を別々に配置。深夜の翌日に準夜・日勤は入りません。
  • 二交代:「準夜(8h)→深夜(8h)→休み」を1セット(16h)で配置。深夜の翌日は自動で休みです。
所定時間と必要人数

所定勤務時間

全員共通の月間時間(初期値160h)。自動生成はこの時間に近づくよう配分します。

管理者

管理者を分析画面と勤務表下部の人数合計に含めるかを選びます(必要人数の判定には含まれません)。

各勤務の必要人数(平日 / 土日祝)

日勤・夜勤(準夜+深夜)・早出・遅出ごとに、1日に必要な人数を平日と土日祝で別々に設定します。

その他の条件・自動生成・出力

その他の条件

  • 連続勤務の上限日数:何連勤まで許すか(初期値5)。
  • 日勤/夜勤のL1上限:1つの勤務に入れるL1の最大人数。
  • 勤務間インターバル(h):勤務と勤務の間に空ける最低時間(初期値11)。
  • 有休年度開始月:年休集計の年度の始まり(初期値4月)。

自動生成の精度

「試行回数」(50〜500回)と「改善の試行回数」(初期4000回)。増やすほど精度が上がりますが時間がかかります。条件が厳しいときは増やしてください。

自動生成ボタン

押すと勤務表を作成し、完了すると「シフト表タブで確認してください」と表示されます。

出力 / 変更履歴

第8章を参照してください。

7. 分析画面

分析画面
  • 所定時間から10%以上ズレているスタッフ:赤い囲みに、超過・不足の時間が大きい順に出ます。
  • 勤務時間:職員ごとの実績時間の棒グラフ。緑=適正(±10%以内)、青=不足、赤=超過。
  • 夜勤回数:職員ごとの回数と上限、所属チーム。上限超過は赤、夜勤禁止はグレー。
  • 土日祝の勤務日数、有休の取得状況なども、下にスクロールして確認できます。

生成結果が公平かどうか(特定の人に夜勤や休日出勤が偏っていないか)を確かめるのに使います。

8. 出力・履歴・用語集

出力(設定画面の下部)

どちらも表示中の病棟・月のシフト表が対象です。出力後は共有メニューから保存・送信できます。

変更履歴

設定画面の最下部「変更履歴」をタップすると、直近の変更の一覧が開きます。「この時点に戻す」で、その時点の勤務表に復元できます(最大20件)。

用語集

用語意味
L1〜L4経験レベル。数字が大きいほどベテラン。
準夜 / 深夜夜勤の前半(16–24時) / 後半(0–8時)。
三交代 / 二交代準夜・深夜を別々に組む方式 / 16時間の夜勤を1セットで組む方式。
勤務間インターバル勤務終了から次の勤務開始までに空ける最低時間。
NGペア同じ勤務に入れたくない職員の組み合わせ。
条件未達の日必要人数やレベル条件を満たせていない日。
管理者師長など。必要人数・レベル条件の対象外。
画像は初期状態のサンプルデータ(34名)で自動生成した画面です。サンプルは必要人数が多めなため「条件未達の日」の警告が出ています。実際の人数に合わせて設定を調整すると、警告は減ります。